〜*高齢者が安心して暮らせる地域づくり*〜
― 高齢者虐待の防止 ―
     日本高齢者虐待防止センター理事 佐藤美和子氏
 高齢者虐待防止法は正式には「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」といって、虐待を防止する目的であり、虐待をしてしまう程追い詰められている人や、虐待されかかっている人を助ける為の法律で、虐待者を罰するものではありません。もしかしたら?と思ったら地域包括支援センターに連絡しましょう。市民としての義務があります。また、通報者の秘密は必ず守られますので、安心してご相談ください。
        我孫子市地域包括支援センター7185−1112
1、虐待される高齢者の例
 ・高齢で逃げられない女性が多い
 ・認知症の方や要介護状態の重い方、要するに弱者が多い
 ・親戚や近隣との付き合いが無いなど狭い人間関係での引きこもりがちな方が多い
 ・世間体を気にして何があっても隠すと虐待はエスカレートしていく 2、虐待を防ぐ為には?
@自分自身の身を守るために
 ・老後の生活設計を考えて、健康であること
 ・財産管理は自分でしっかりと行うこと
 ・引きこもらずに信頼できる人間関係を広めておく
 ・あらゆるサービスを利用する
A養護者が虐待者にならないために
 ・養護者の心身の健康・生活基盤や経済的安定
 ・一人で抱え込まず、人に相談し協力者を探すこと、支援を求める B地域住民として出来ること
 ・地域の中での見守り、孤立させず、疎外しない
 ・養護者にねぎらいの言葉をかける、挨拶や言葉を交わす
 ・福祉サービスの情報を普及させ、「おかしい」と思ったら相談や通報をしましょう。

〜*まどかの協力会員紹介*〜
協力会員 海藤さん
父を見送ったのがきっかけでヘルパーになりました。ご利用者に自分の10年後20年後を重ねて毎日勉強させて頂いています。今は猫の額ほど(?)の庭で家庭菜園をして、季節の移ろいを感じて楽しんでいます。

協力会員 加藤さん
4輪駆動車を運転して山や峠道に出かけるのがストレス解消!ヘルパーになるきっかけも車の活動を活かして参加していたビークルの仲間に紹介されたとか?ご利用者様の笑顔に支えられて活動した後にはパッチワークの色合わせを考える時がホッとするひと時です。

 〜*介護一口メモ*〜
 4月からの要介護認定方法が見直されます。
 申請手続きはこれまで通りですが、認定調査員がご本人を訪問して行う調査は、調査時のご本人の状態をありのままに調査する方法に変わります。このため、調査の際に、ご本人やご家族の方が、ご本人の普段困っていること等を具体的に調査員に詳しくお伝えいただくことが重要になります。 実際のご本人の状態や介助の程度のありのままを見させて頂き、普段の様子などをお聞きします。ご本人やご家族が普段困っていることや不便に思っていることは、具体的に遠慮なく調査員に話してください。また、主治医の意見書を書いていただく際にも主治医の先生にお伝えください。要介護認定のばらつきを減らし、公平に行うためにより詳しくお話しいただくことが大切になります。

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